再☆煩悩の赴くままに~日々是反省~

自省を込めて貴女に贈る鎮魂歌

1184:「いい加減」のススメ

決して、何かをおろそかにしようとしているわけではない。誤解なきよう。

文字面のとおり「いい」+「加減」でことに当たろうということだ。「いい塩梅」と言い換えた方が伝わるだろうか。

とかく日本人は真面目すぎるのだ。生真面目ってやつだ。

物事を真正面から捉え、よく理解しないままに突っ走ろうとする猪突猛進な者もいれば、キチンと理解した上でないとなかなか重い腰が上がらない、消極性を存分に発揮しまくっている輩もいる。多種多様だ。それが人間だから仕方がない。

何でもかんでも重たく考えずに、もうちょっと気楽に、そして気軽に事に当たるようにしないと、いつか疲弊してしまうんじゃないかって、年を取ってくると、そんなことを考えてしまう。

別に、楽をしようって話ではない。もうちょっと平常心で、気持ちをらくーにして過ごしませんか?ってことだ。

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1183:AI~その3~

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前回、chatGPTで文章を作ってみたが、AIを使って文章を作るのはもはや常識、人間のひと手間を省く常套手段になってきているみたいだ。

先日、仕事で部下がアンケート案を作ってきたので、それと比較するためにchatGPTにもアンケートを作らせてみたのだが、ほぼ同じ内容のアンケート案を作成してビックリした。もちろん部下にはそれを見せることはなかった。遠回しのパワハラ事案になりかねないからね。

それにしても、何とかとハサミは使いようっていうけれど、AIも使い方によっては、これまでの作業をだいぶ省略することができる。これまでは法的制約などをGoogleで検索していろんなサイトを参照してまとめていたのだが、chatGPTに聞いた方がはやいということにも気づいた。そのネタ元が信頼のおけるものなのか定かではないが、AIにまずは調べさせて、その後にその内容の信ぴょう性を調べた方がはやいんじゃないかと思う。chatGPTでは無理だが、ほかのAI、例えばMicrosoftのcopilotだと参照した元ネタもちゃんと教えてくれるらしいので、信用できる筋の情報かどうかも判断することができるみたいだ。

だが、あくまでもAIには素案を作成させるだけに留めざるをえないのも確かだ。

forbesjapan.com

こちらが意図した内容の文章を完璧に作成させるためには、人間の出す指示がちゃっとしていなければならない。chatGPTに文章を作成させる際にも、一発で求める文章ができることは期待せず、何度か指示を追加してブラッシュアップさせた方がよりより文章に仕上げることができる。実は前回のキカイダーとAIに関する文章も、何度か質問をした果てに出来上がった文章で、しかも最終的には人間が内容とか文節とか句読点のタイミングなどを校正した上でできあがった文章だったりもする。

そう、まだまだ人の手が必要な段階なのだ。

AIが自律的に何かを判断したり決定を下したりする世の中はまだまだ遠い先の未来にならないと実現しないのかもしれない。というか、AIが勝手にいろんな判断をするのもどうかと思うので、そんな世の中はあまり来てほしくない気がしないでもない。

あまりAIに頼りすぎるのも、よくない気がする。

gigazine.net

AIはいろんな情報を学習しているので、最も最適な回答を出すことに長けているのだとは思うが、それはあくまでも数多の情報を用いて統計手法でまとめたものを解析して導き出した解である。要するに確率的に一番高い結果だということだろう。だが、それはあくまでも確率の問題であって、AIが出した解が絶対正しいとは限らないということを、きちんと理解して付き合わなければならない。でなければ、AIが競馬や競輪をやったら大儲け、なんてことにもなりかねない。いまだにAIで億万長者になった人が出てきていないところを見ると、やはりAIを完全に信頼することはできないようだ。人が他人に全幅の信頼を寄せることができないように、AIに対してもある程度の距離を持ったスタンスで臨むべきだ。「ま、そういう考え方もあるよねー」って感じくらいでちょうどいいような気がする。

そもそも、AIが学習して賢くなるためには、人間の力がまだまだ必要だってことらしい。

www.gizmodo.jp

人間がAIにある程度のアルゴリズムを付与しないと学習すらおぼつかない分野があるという。また、勝手に学習を進められるようにするには、人間の脳を模したニューラルネットワークの概念を用いているみたいだ。

となると、そもそも人間の脳ってすげーんじゃねーか?ってことになるのだが、この記事の冒頭にもこんなことが書かれている。

技術って、ロボットってすごいなと思いますが、1番すごいのは我々人間。私たちの脳は巨大な装置であり、現在のマシン(コンピュータ)の能力をはるかにこえた計算を日常的に行なうことだってできるのですから。

つまり、AIが人間の脳みたいに考えることができるようになるのは、まだまだ先の話ってことになるのかな。コンピュータだってすごい技術だと思うけど、結局人間が操作しなければただの箱だからな。AIのディープラーニングにも人間の脳の仕組み(ニューラルネットワークとかニューロンとか)が必要みたいだし。

ってことは、人間の脳を機械的に作り出せれば、ものすごく高性能なAIができるんじゃないかって単純に発想したりもするのだが、そんな誰でも思いつくことはすでに手垢がついた発想のようで。

gigazine.net

うーん、なんだかよくわからないけど、やっぱり人間の脳ってスゲーんだなってことなのかな?それをコンピューターの世界に持ち込むのが正解かどうかはわからんのだが。

ムーアの法則にもあるように、コンピュータはここ数十年で劇的な進化を遂げてきている。CPUもメモリーもどんどん進化しており、さらにOSにもいろんな機能が追加されてきて、最近のコンピュータはAI搭載が当たり前になってきている。それが人間の生活を補完するものであるうちはいいのだが、人間を置き去って独自の進化を遂げるような世界が、そんなに遠くない未来にあるのだとしたら、それってちょっと怖い話でもあるよね。

1182:AI~その2~

前回からの続きになるが、まずは訂正から。トホホ。

getnavi.jp

Googleの作った生成AIである「Gemini」の名前は、人造人間キカイダーの良心回路「ジェミニィ」にあるのではないか?』という考察だったが、ものの見事に外れました。さーせん。

まさか、その理由の一つがNASAの有人宇宙ロケットの月面着陸計画だったなんて。だってその頃ってまだ1960年代前半でしょ、生まれてないもの~。

いや、人造人間キカイダーが放映され原作漫画が週刊サンデーに連載されていたのも1970年代前半だから、物心もついてなかったかー。てへへ。

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1181:AI

ja.wikipedia.org

前回・前々回の「新しいPC」の話にて、最新のAIを搭載したCPUを積んでいるノートパソコンを買おうかどうか、みたいな話をしたので、そのついでにAI=人工知能の話。

chatGPTとかCopilotとか、最近は猫も杓子もAIを話題にしたがる傾向にある。

そもそも、このAI=人工知能ってのは何ぞや?ってことを理解するために、冒頭のウィキペディアから少々引用してみることにする。

誤解を恐れず平易にいいかえるならば、「これまで人間にしかできなかった知的な行為(認識、推論、言語運用、創造など)を、どのような手順(アルゴリズム)とどのようなデータ(事前情報や知識)を準備すれば、それを機械的に実行できるか」を研究する分野である[1]。 

ということは、記憶領域としてのストレージに膨大なデータを保存しておき、それを生かしてCPUが知的な行為をアルゴリズムに則って実行すれば、人間にしかできない行為がコンピュータにも行うことができるということか。

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1180:新しいPC~後編~

さてさて、果たしてこのタイミングでPCを買い替える必要があるのかどうか、今一度考えてみることにする。

前編で明らかにしたように、PCの用途はごくごく狭い範囲に限られている。現状ではWebブラウザがあればブログ執筆は事足りる。あとはCDをリッピングしてWalkmanに音楽を転送できれば文句なし。それ以外の使い道は今のところなし。

ということは、それほど高性能なPCである必要はなく、必要最低限の性能で十分であることが明らかだ。大枚叩いて余計なソフトてんこ盛りの仰々しいPCを買う必要などない。OSであるWindows11が入ってさえいれば、あとはどうにもでもなる。

10万円以内、できればなるべく安く済ませたいので、その候補を一つずつ吟味してみることにする。

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1179:新しいPC~前編~

以前から、このブログを書くのにはPCを使っているという話をしている。ごくごく普通のWindowsのPCだ。

単身赴任中でやることがなくて暇だから、単身赴任先のアパートの食事でも何でも使えるテーブル(というかちゃぶ台)に置いてある、ごくごく普通のノートPCでこのブログを書いている。7年前に購入したLenoboのThinkPad E14だ。

ゲーミング座椅子に座って、外付けでBluetooth接続のゲーミングキーボードとトラックボールを使っている。だが、PCでゲームに興じることはない。なんでやねん。それでも、いっぱしの物書きの書斎みたいな環境だ。だからなんでやねん。

ということだから、ノート型PCである必要はまったくない。ノートPCだけど屋外に持ち出すことは一切ない。据え置き状態にある。しかも27インチの液晶モニターにもHDMIで接続もして2画面化しており、主に外付けモニターを使って作業している。会社の仕事環境がまさにそれで、それが非常に快適だから、なけなしのこづかいを使って会社と同じような環境にしてみたのだが、2画面を駆使するようなプロっぽい使い方をすることもなく、特に参考資料を読みながら書いているわけでもなく、ブラウザ上の編集画面を開き、ただひたすら思いつくままにテキストを打ち込むだけの作業となっており、今となっては過剰な環境を用意してしまった感がしないでもない。

そのThink Pad E14は、2017年ころに購入した代物であるからして、おそらく第7世代か第8世代の古いIntelのCPUで、メモリーは8GB、ストレージはSSDの256GBという必要最小限の構成になっているはず。OSはいまだにwindows10であるが、ブラウザであるEdge かFirefoxが動けば事足りるので、それで問題ない...はずだった。

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1178:たられば

jbpress.ismedia.jp

憶測や希望的観測に基づくニュースや報道が増えている?ように感じて仕方がない。この記事の筆者もその点を大いに憂いていらっしゃるようだ。

これは、ズブの素人であったとしても一般大衆に向けて流言飛語を広めることで自らの承認欲求を満たそうとすることが安易に可能となったSNSのような「誰にでも気軽に情報発信できる場所」ができたからなのだろうか。匿名で、かつ誰からのチェックもどこからの検閲も受けずに思いついたままの身勝手な情報を発信できる場が一般にまで広まってしまったからだろうか。だとしたらその功罪は決して小さくはない。

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