再☆煩悩の赴くままに~日々是反省~

自省を込めて貴女に贈る鎮魂歌

1119:変えたこと、変わったこと、変わらないこと

数回の原稿を執筆してみて、わざと以前とは違う感じというか表現方法にしている部分がある。自ら意図的に変えてみた、ということである。久しぶりなので自然と変わったとか、そんなファンタジーはどこにも存在していなかった。歳を重ねたからとか、世の中の状況が変わったからとか、他の何かに理由を求めてみたくもなるのだが、そんなことはなかった。あえて自らの意思で、以前とは異なる形に変えてみた、いや変えたかったということである。

以前の己の所業を顧みて、面白おかしく楽しめた一方で、「これはアカンな」とか「恥ずい」と思うところが多々見つかった。それをそのまま継続するのも気が引けるので修正した、というのが正直なところかもしれない。

そういう意図的な路線変更みたいなものがある一方で、時間の経過と共に自然と変わってしまったというものもある。文章の書き方というよりもその内容に関すること、になるのかな。また以前と同じことをやろうと思っても面倒でできそうにないし、それが当時は苦痛に感じていなくても、いま同じことをやったら辛いだろうとも思うので、たぶんやらない。

ここだけは譲れない、絶対に変えたくないという頑固で意固地な部分もある、はず。

今回は、そんなアレコレについてを書いてみようと思ったので、タイトルがあんな感じになっているというわけ。

あえて変えたこと

まず「ですます調」での語り口をやめている。別に誰かに媚びる必要もないので、丁寧な語り口調にする必要を感じていない。言い切りの「である調」にすると少し堅苦しくなるし、文章自体が多少重くなる感じがしないでもないのだが、別に他人に話しかけているつもりもなく、単なる独白=独り言のような類のものだと思っているので、あえてこの調子で行ってみる。

あまりにもぶっきらぼうな物言いだと「お前、なんでそんなに偉そうやねん」になってしまう可能性もあるが、そんなのはもうお構いなしである。偉そうで何が悪いねん、嫌なら読まなきゃええねん、炎上しなきゃええんやろ、誰かを誹謗中傷する暇があったら自己反省するわ、猿でもできるんやし...みたいな開き直りの心境著しい。

あと、強い承認欲求があるみたいで恥ずかしいので、冒頭で毎回毎回名乗らないことにした。再開初回に以前と同じ感じで書いてみて、なんか違和感を感じたから...というのが正直な理由。Twitterのアカウントとのリンクを張るのも煩わしいしおこがましい。そもそもTwitterがあんなことになっているのであちら側で何かを語ろうとも思わないので見ていただく必要もなければ、独り言なら名乗るって行為自体が不要の長物。それにしてもTwitterがあんな感じになってしまったので、もはやあちらの世界は単なる緊急時の情報確認手段として残しておくだけのものになってしまった。悲しいが、あの買い取った新オーナーの方針なので致し方なし。無料で使わせてもらっておいてたいそうな文句が言えるはずもなし。

そういえば、ここで新たな投稿をアップする際にわざわざTweetをpostするようにしていたが、それもやめた。誰かにアピールする必要などないのだ。何人の人が読みに来たとかアクセス解析するつもりもないし、読まれたからといって嬉しいことが起きるはずもない。ただただ駄文を積み重ねる作業に勤しみ、後に独りほくそ笑むだけでよいのだ。ネクラと言われようが、それで一向に構わん!

それ以上に何かあるか?と少し考えてみたが、ここも無料で使わせてもらっているので、RSS配信はできていないみたいだ。Proアカウントにすれば利用することができるようだが、それほど主張して皆さまのお役に立つような話も書けないので、やめておくことにする。やはり以前は界隈に存在するブログ業界の方々を必要以上に意識していたみたいで、書くからには読んでもらいたいという欲求がまだまだ溢れんばかりにあったようだ。若気の至りというほど若くはなかったはずなのだが、厚顔無恥も甚だしく、誰彼構わず媚を売ろうとしていたんだと、穴があったら入りたい恥ずかしさしか感じない。だからやめた、つーかやーめようっと。

以前はブログを書いて投稿したら、それをTwitterFacebookでお知らせし数時間後に自動PostするようにしたりRSSを配信したりと、一心不乱に己の存在をアピールすることに腐心していた。その結果何かが自身にもたらされたかと言うと、煩わしさと恥ずかしさ以外には別に何も残らなかった。何かを手に入れていたのであれば、何はさておきブログ自体をそのまま続けていただろうし、何も得るものがなかったからあっさりと辞められた、ということだろう。また以前のやり方が正しかったと少しでも思っているのなら、一旦小休止した後に再開した際には、頑なに以前のスタイルを維持しようとしたはず。特に何かがもたらされたワケでもなく、何かを手にいれたワケでもなく、自ら得たと実感したものすらなかった。だから、別にここでこれを書いている者が何者でも構わないし、読む人たちもそれほど書いている人そのものには興味を持たないはずだし、興味など微塵も持ってほしくないとすら思っている。

当時は終わり方にもこだわりがあったようだが、これも特に意味のある行為ではなかった。最後の結びをパターン化しておけば楽だ、ということだったのだろうと推測しているのだが、なんか鼻につく。だから、これもやめてしまおう。

アフェリエイトも張らない...つもりだった。小銭を稼ぐことを目的としていないのは以前と一緒なのだが、そもそもアフェリエイトとかアナルティクスとか設定そのものがもう面倒だと思っていた。だが、ここの設定項目をよくよく調べてみると、ひとまずAmazonとか楽天アフェリエイトIDさえあればそれで何とかなるという親切設計だということが判ったので、Dropboxにわざわざキチンとしまってあった古い情報を引っ張り出してきて、とりあえず設定しておいた。途中の過程が少し面倒くさかったけど。

ただ、それ以上のことをする気は今はない。また勉強しなおして、新しい仕組みを取り入れる暇があったら、多岐にわたる表現や語彙を増やすために本を読みたいし、これ以外のもっと生産的なことに時間を費やしたいし、そもそもキーボードを叩くことが心地よいので、ただひたすら文字を打っていたい。

今後、何かを紹介するとかオススメしたくなった時には、その紹介したいものを明示するためにビジュアル的にも判りやすい何らか=写真とか動画などを披露することも...たぶんあるかもしれない、という予防線だけは張っておくことにする。

それに、以前やっていた文章構成上のテクニック(というほどのものではない)で、テキストの文字は真面目だけどリンク先やその写真でふざけてみる=ボケて誰も突っ込まないみたいな試みは、引き続き取り入れていきたいと思っている。その際はリンクを多用するような気がするので、多少のおふざけは許してやっていただきたい。ただし、別におススメしたい意図があるわけでもないと思うので、その際は間違ってもリンクを踏まないようご注意いただければと思う。

ちなみに以前のブログで1000以上の原稿を公開して得られた報酬は、Amazonアフェリエイトで数回現金化できる程度の中学生や高校生の小遣い数カ月分程度であったことをお知らせしておこう。雑収入と呼ぶには余りにも雑すぎるくらいの...まぁ所詮素人が片手間にやることなんてその程度でしかないってことだ。気合いを入れてマネタイズの勉強をしたって、上手くいくかどうかの保証なんてない。やるだけ無駄ならハナから労力を掛けずに気楽にやっていくのが精神衛生上もよろしいに違いない。

そうそう、そういえばiPhoneで書くこともやめた。iPhone片手にフリック入力しか出来ないほど情報機器がないわけではないし、狭っ苦しい場所で書くこともない。別にこのためにではないが、少しばかり金をかけて買ったPC用のゲーミングキーボードの打ち心地がいいのもあって、今は6年前の単身赴任開始当初に購入した古いLenoboのThinkPadでブラウザを起ち上げて、直に見たままの日本語そのものを打ち込んでいる。なので、ブログを書くために何か特別な投資をするつもりは、今のところはまったくない。今度、地元埼玉へ帰省する際の新幹線の中でiPhoneを使って久々にブログでも書いてみるか。何か新しい気づきがあるかもしれないし。

なんせ、HTMLのタグもほとんど忘れた。Text ExpanderというアプリがiPhoneMacにはあったが、同じようなスニペットWindowsの世界にもあるのかどうかもわからない。それを探すのも調べるのも面倒だし、ここは見た目そのままにテキストを打ち込めば、それなりの体裁になる場所みたいなので、無駄な努力はやめておくことにした。

ブログのデザインなどにも必要以上に凝るようなことはしない。デフォルトで選択できるものの中からテキトーに選んだ無料のデザインで十分。己の深層心理と同化できそうな、なるべく陰鬱な印象を与える色遣いのものにしてみた。本当はもっとパンクなこんな感じのデザインがあったらいいなーと思っていたのだが、

hirosano-bonno-old.blogspot.com

そんなイカしたイカれたデザインはどうもなさそうなので、これに落ち着いたという経緯になっている。

ちなみに、このリンク先のエントリーのバカバカしさはお気に入りなのでチョイスしてみた。このアーモンドチョコレートの食べ方の癖は未だに治っていないし、未だに続けている。ただ、今は1日5粒までという自己制限つき。歳を取るって哀しくて切ないよね...。

今回ここのこのデザインを選んだ後、以前好きだったブログと全く同じデザインになっていることに気づいてしまった。その偶然がなんとも嬉しかったのだが、その好きだったブログもここ数ヶ月は更新されていないようなので寂しい限り。もうコラボすることも引用されたり引用したりすることはないだろうが、ここと同じでまた再開していただけるといいのにと思っていたりもするが、そもそも個人ブログは衰退の一途を辿っているらしいので、その期待も虚しく終わるんだろーなーと覚悟はしている。これを見ていただける可能性もかなり低いだろーし。

ブログに腰を据えて取り組むほど暇ではないので、観たいテレビがある時もあれば、読みたい本がある時もあるし、じっくりと聴きたい音楽がある時もあるし、やり込みたいゲームが突如発売されたりもする。いや、暇なんじゃねーかって感じだが、ブログだけに一本化するつもりがないということである。テレビを観ながら音楽を聴きながら書くこともできるかもしれないが、ながら作業にすると「二兎を追うものは一兎をも得ず」になること間違いないので、どれか一つに集中することにした。特にここで何かを書く=語る時は、前後不覚な脈絡のない文章になることは避けたいし、微妙に表現を変えただけで言っていることは一緒みたいなセンテンスを羅列することもいただけないので、極力、ここでの文章には必要以上の集中力をもって真摯に打ち込みたい。

ん?

その割には相変わらず誤字脱字がひどい?

ま、そいつもご愛嬌ってヤツだということで。

そういう意味でいうと、以前のような軽快奇天烈な言葉づかいはつづけたいが軽薄単純な内容にはしたくないし、かといってないネタを絞り出すような苦労も無理をしたくもないので、ブログを書くという作業は特別なものとして意識して思いっきり楽しむことにした。以前のような毎日更新だとか出来もしない義務を自身に負わせるようなことはしない。内容を伴わないどうでもいいくだらない誰かに媚を売るような内容は書かない。話題のトピックスにすぐ飛びつくような単細胞にもならない、と思う。

自然と変わったこと

iPhoneでブログを書かなくなった=ふつうのスマホとして使うようになったこともあって、慌てて最新の機種に飛びつくことがなくなった。ブログのネタとして自腹を切ってなけなしの小遣いを無理に使うこともなかろうし、最新機能とか最新機種にあまり興味を抱かなくなった。どこかの親切な御仁が海外の最新ニュースを日本語にして懇切丁寧に解説したり教えてくれるたりするはずなので、何も一生懸命になって身銭を切ってまで購入してここでレポートをお送りしなくとも...という感じ。そこと競う意味もないし。何かを諦めたワケではなく、それをすることに必要性を感じていないし、それは他の誰かがやればいいことで、すでにそこはレッドオーシャンだからあえて踏み込むような馬鹿な真似はしなくなったと言うだけの話。

なのでiPhone14が発売されて半年たった今でも使っているのは無印の赤いiPhone11。フリックしまくって酷使することがなくなったせいか、買って2年以上にもなるのにバッテリーもヘタらず買い替える理由を見い出せずにいる。電池がもたなくなったらその時に買うことができる最新でも最新でもなくてもいいから、それなりのiPhoneに買い替えることになるだろう。タイミングが合えば、次はiPhone15かな。いや、iPhone SEで十分かも...。

サッカーのコーチを辞めたせいかブログで何かを紹介しなくなったせいか、写真もあまり撮ることがなくなった。食事の際に出てくる料理をいちいち写真におさめなくなったので、お店や周りのお客に迷惑をかけることもなくなっただろうし、何より料理そのものを美味しくいただいている。ごく当たり前の生活に戻ったっつーことだ。

特にiPhoneでゲームをやるでもなし、SNSだってTwitterがあんなことになってサードパーティー製のお気に入りだったTweetbotが使えなくなったせいもあってそれほど頻繁にTweetもしなくなったし、散歩途中で撮った花の写真をInstagramに上げることもなくなった。Facebookは予想もしていない情報(たいていは単なる広告)をたまに閲覧できるので使ってはいるが観る専門でPostはあまりしない。頻繁にPostする古い友人にはいいね!を送ったりはしている。コミュニケーションの一環なので、それはゆるーく続けることにはなるだろうと思う。最近も、たまたま誕生日を迎えたところで、予期せず昔の知り合いの何人かからお祝いのメッセージを頂戴した。さすがに今さら祝うべき年齢でもないし、ましてや喜寿とか卒寿とか白寿とかいうタイミングでもなく、少しだけ小っ恥ずかしい気持ちがありつつも、人からお祝いされるのは素直に嬉しかった。

寝っ転がってデジタルな本(漫画)を読んだり、コンビニで買物する時に電子なマネーを使ったり、スーパーなどで買物するときにポイント貯めたり、Amazon楽天を物色して注文したり、行動ログや睡眠ログや運動ログを記録するのに使ったりと、まぁ至って普通の使い方しかしていない。ようやく普通のおじさんに戻れたということか?

Apple Watchライフログ取得のために購入したが、所有しているのはApple Watch 6とこれまた古い。確かApple Watch 7が発売された直後に家電量販店で在庫処分している時に安く買ったはず、である。

ようやく時計らしく常時表示しても18時間電池がもつようになったので、いざ購入に踏み切ったというわけである。でも時間を知る機会は他にも多々あるので、時計であるはずなのだが時計らしい使い方はしていない。万歩計と心拍数計と睡眠計と目覚まし時計を腕に巻いている感覚である。どこかで遭難するような危険な行為は最近していないし、突然転倒するほど足腰がもうろくしているわけでもないので、それ以上に使いこなせてはいない。宝の持ち腐れ?なのかもしれないが、こちらも最新機種に買い替えるほどの必要性を感じていないので、壊れるまでは使い倒す所存。最近は山に出かける機会も出てきたので、Apple Watch Ultraは一瞬欲しいっ!と思ったことはあったけど、あれ高いし、そもそもデカいからな...。

iPadも以前はProを使っていたが、単なる読書ツールと化しているのでAirか無印で十分と思い、Proをとっとと売っ払い、その資金でAppleの自家製CPUが入ったAirに買い替えた。Apple Pencilは2を購入して、当初は手書きで日記なんかをつけていた。でも、それも最近はやってない。こうしてキーボードで文字を打っていると、やはり手書きで文字を書くのは後から編集しにくく非効率だと感じてしまったから。あれはアレで味があっていい...なんて思えるほど達筆ではないし、たぶん手書きの日記もあまり書かなくなる予感、というかもう長いこと書いてない。もちろん下手な絵を描く気も機会もない。大枚叩いて購入したApple Pencilではあったが、最近はiPad Air本体に磁石で張り付いているだけで、それを手にする機会も少なくなった。

キーボード付きの純正カバーを装着してはいるが、それを叩いた記憶も薄い。というか、iPad Airで文字入力すらしていない。

デカいので持ち歩きすることもなく、単身赴任先のアパートに電源を繋がれたまま横たわっている。ただただごくたまーにdマガジンやKindleなどの電子書籍を読むためのツールとなっている。次にiPad miniが発売されたら買い替えて単身赴任先と自宅の往復で読書に使えるようにするかもしれないが、それも果たして有効利用と呼べるのかすら怪しい。

「自然と変わったこと」と言いながら、後半は意図的に変えようとしたが失敗に終わったという話になってしまった。書きたかったのは、以前のブログと違って、最新のガジェットなどを扱う気はさらさらないくらい、自身の環境を意図的に身の丈にあうグレードにダウンしてるってこと、それだけである。

何も変わらないこと

久しぶりに長い文章を書いてみて、楽しいと感じたこと。以前のような義務感も焦燥感もなく、好きな時に好きなことを好きなだけ書けるという状況の違いはあるが、文章を書く喜び自体は以前と変わってはいない。以前にも増して、余裕をもって楽しめていることをじわじわと実感している。思っていることをとりあえずダーッと書いてみて、それを最初から読み直してみて、意味が通じないところや稚拙な表現などを直してみる作業ですら楽しい。いやむしろ、一度書いた文書を読み直して推敲するという面倒くさい作業すら久々すぎて楽しい。それと、自分の語彙力の劣化の激しさに落ち込んでいたりもする。やはり、本を貪るように読み漁らなくなったせいなのかしら?こうして文章を書くことでそんなことにも気づけてよかった。

今回ここで再開するにあたり、勝手に師匠と崇め奉っている小田嶋 隆氏の書籍を読み直してみたのだが、やはりこの方のコラムは目指すべき高い頂きであるというスタンスも依然として変わってはいない。

早くに亡くなられたことが非常に残念でならない。心の底から哀悼の意を評したい。

師匠のコラムが好きで何冊も本を購入して読み漁ったし、師匠のコラムを読めるから日経ビジネスも定期購読していた(といっても会社の費用で)が、もういまや手に取ることすらもなくなった。師匠の書いた文章が好きだという点はもはや変えようがないし、それを真似しようとしても全くそうはならないという事実もまた変わらないのだ。

あとは何があるだろう。

繰り返しになるが、ここでは真面目な話をするフリをして、ふざけてくだけた構成にして、後で読み返した時に「クスッ」と笑いたい。それだけは譲れない。まだリハビリ途中なので、そんな小ネタを仕込ませる余裕がないところに大きなブランクを感じるが、いずれはボケ倒したネタをここに残しておけたらいいなーと思う。