再☆煩悩の赴くままに~日々是反省~

自省を込めて貴女に贈る鎮魂歌

1177:満員電車とメールの改行と虫歯に共通するものとは

令和6年、西暦でいえば2024年。鉄腕アトムが誕生して20年以上が経ち(アトムの誕生日は2003年4月7日)、ドラえもん誕生まで残り100年(ドラえもんの誕生日は2112年9月3日)ちょっとという未来を生きるボクらであるが、どんなに科学が進歩しても解決できていない諸問題が未だに散見されるのは、非常に嘆かわしいことである。

それが掲題に挙げたものたち。一つずつ見ていくことにしよう。

まず、満員電車問題。

夏は扇風機に替わってエアコンが常備され、冬は座席の下にあるヒーターと天井から吹き出る温風で快適な乗車空間にはなったものの、通勤電車の混雑っぷりに関しては未だ解消には至っていない。予期せずコロナ禍という災厄によって、在宅勤務やリモート勤務と呼ばれる「出社しなくても仕事ができる環境」を手に入れたことによって、電車に乗って会社に行かなくても済む世界ができあがり、一瞬、この通勤時の満員電車問題は解決されたかのようにも思えたが、在宅勤務は生産性が低いだの、GAFAも止めたらしいからお前らも出社せいっ!なんて会社も増えつつあるとかないとか。再びあの忌まわしい四角いぎゅうぎゅう詰めの箱に乗って会社に行かなければならない日々が戻ってきつつある今日このごろである。

え、お前は徒歩通勤じゃなかったっけってか?

はい、今は電車に乗ることなんて、たまに単身赴任先から家族の待つ自宅へ戻る時に、新幹線指定席(たまにグリーン)で余裕綽々で乗るくらいですけど、何か?

いやいや、想像ではあるが、都会では未だに通勤電車はそれなりに混雑しているんだろーなーって話である。電車のダイヤがどれだけ正確になろうが、鉄道の事故がどれだけ減ろうが(あまり減った感じはしないが)、通勤電車の混雑っぷりを見事に解消できる正解みたいなものには、未だに出会うことがないし、解消されたなんて話は聞いたことがない。聞くところによると、東京都の新築マンションの平均価格が1億円を突破したというではないか。それだけ未だに地方から上京していっぱしの都会人ぶっている田舎モンがわんさかと都内に押し寄せてきているっつー話でしょ。そんな人たちがみな、ポルシェのカイエンに乗って通勤しているわけなんてないし、車通勤しているとしても道路事情がアレだからひどい渋滞に巻き込まれること必至だし。だから、大抵の人は無理して購入したマンションから、会社が支給してくれる通勤交通費を使ってバスや電車に乗って会社に通っているんじゃないの?そりゃ混むよね、バスも電車も。

ただでさえ混雑する通勤電車なのに、混雑をいいことに良からぬ行動に出る輩がいるもんだから、女性専用車両なんてのも設けられちゃって、その車両は比較的空いてて余裕で座席に座っちゃったりできちゃうくせに、その他の車両は加齢臭のするおっさんと汗臭い男子高校生がすし詰め状態でぎゅうぎゅうにされちゃって、そんな悲惨な状況が未だに続いているのかと思うと、科学の進歩ってなんなんだかなーなんて思っちゃったりもしちゃうわけで。はやくどこでもドアが発売されたらいいのになーって思っているサラリーマンは多いんじゃないかと思う。

あと、メールの改行の正解も未だにわからなかったりする。

日本人特有の感覚なのかもしれないが、1行に26文字という内容証明郵便の呪縛なのか、きっちりとした文字数でメールを打ちたくなる感覚が拭えない。更にいうと、変なところで改行されちゃうと読みづらくなっちゃうだろーなーなんて思って、句読点で改行して結局見た目がガタガタになっちゃって、なんだかなーなんて思っちゃうようなメールもよく見かけてなんだか気持ちが悪い。一説によると、メーラーの設定なんて個人個人でできちゃうから、だいたい1行40文字前後で自動的に改行されるようにできているんで、30~35文字程度できっちり改行したメールが良いとか言われていたりもする。おそらく、東芝ルポとかシャープ書院とかキャノワードなどを使いこなしていたワープロ専用機世代なんかは、1行を決められた文字数で改行したくなる性格の人が多いみたいで、それを律儀に守っている輩だとしても、Wordのインデントをうまく使いこなせていなくて、変な改行マークがあちこちに入ってて手直しするのもたいへーん、なんてこともよくあったりする。やっぱり、欧米の人たちが打つ文章と日本語特有の文章ってなんか違ったりするんだろーなー。日本語ワープロソフトみたいなローカルなアプリが廃れたグローバル時代(死語)だから、おじさんたちにはちとつらいよねー。

そして、虫歯。これもなかなかなくならない。

これだけ科学が進歩しているというのに、子どものころに通った歯医者と大人になってから行く歯医者って、あまり進化している感じがしない。内科とか外科の医者と違って、歯医者さんって何か工事屋っていうか大工っていうか、医者っぽくなくて、ペンチやドリルでエナメル質を削ったりする職人って感じがするんだけど、結局のところ科学力とは違う意味での力技で、治すんじゃなくて無理やりごまかしてるって感じがしないでもない(あくまでも個人の感想です)。歯医者さんのイメージって、おじいさんっぽい人が多いってのも未だに変わらないし、受付のおねーさんとか助手の歯科技師さんが色っぽいイメージってのも昔から変わらない(だから、あくまでも個人の感想ですってば)。コロナ禍で増えたマスクのマジックって、発祥は歯医者の看護師さんなんだろーな。みんな美人に見えて緊張したもんなー。

...なーんて思っていたら、こんな記事発見。

gigazine.net

ほほぉ、ついに科学もここまで進歩しましたか。すごいすごい。