再☆煩悩の赴くままに~日々是反省~

自省を込めて貴女に贈る鎮魂歌

1176:他人(ひと)に期待をしたり信じたりすることは愚かな行為なのだろうか?

少し前に、人間不信であり人嫌いであることをカミングアウトした。

bonno.hatenablog.com

「人間なんて自分のことが最優先であり、そんな人間同士が解りあえるはずなどない」ということを言いたかった。世が宇宙世紀を迎えスペースコロニーニュータイプが発露したとしても、地球に居座るオールドタイプとは絶対に解りあえないということは、すでに歴史が証明してくれているのだ......なんのこっちゃ?

このエントリーを公開してからほどなくして、海の向こうにいる二刀流日本人メジャーリーガーが全幅の信頼を寄せていたパートナーである通訳に大きな裏切りの目にあったというニュースが世間を賑わすこととなった。きっとオ◯タニサーンもこのブログを読んで大きく頷いてくれているに違いない......いや、んなわけねーか。

そんなニュースが飛び込んできて、その1週間後に質疑応答のない一方的な記者会見というかコメント発表の場に至るまでの間、今一度「他人(人)に寄せる期待と、それに対する裏切り行為の関係性」について、改めて考えてみる必要があるんじゃないか?と思って、熟考してみることとなった。そのせいもあって、3/23(土)~3/24(日)に予定していた原稿執筆には至らず、更に4/6(土)~4/7(日)の更新もサボり、無断で休養することになってしまった。

......いや、嘘です。

3/22(金)発売のゲームを予約して、勝手にPS5にダウンロードするように設定してあって、その週末は食うモノも食わず飲むものは大いに飲みつつ、寝る間を惜しんで没頭して、単身赴任生活で暇な平日の夜と、貴重な週末の休日を全て注ぎ込んでいたためだ。

もちろん立派なオトナなので、CEROレーティングZ版をチョイス。チャンバラものなので、刀で敵を切り捨てた際の表現力がグロい。メーカーは違うがモンハンに似た操作感でオープンフィールドを颯爽と駆け回る気持ちいいゲームだ。なんせ大好物の幕末サムライものだから、ついついのめり込んじゃってね。4月9日にストーリー1巡目は無事Ⅱ終了しました。計50時間以上はのめり込んじゃったかな。

いや、そんなこたぁどうでもいい。話を元に戻そう。

期待とかとは別として、そもそも仕事として依頼されていたことだから、家族や友人のような信頼関係ではなかったのかもしれないが、こちらが想定しているソレそのもnが「期待」と呼べるものであり、こちらの思っていた通りに依頼先が動いてくれるのが当たり前だったりもするわけで、そうでなかったから幻滅なんて話はよくあるコミュニケーション不全の類だったりもするわけで、ひょっとしたら件の通訳のしでかしたことがそれで済めばよかったのだが。こちらの斜め上を行く想定外のことをしてくれちゃったものだから、アレだけの大事件にまで発展しているのだろう。

無防備にも他人(ひと)に対して全幅の信頼を寄せてしまい、その期待通りにならなかったからそれを「裏切り行為」って呼ぶなんて話はどこにでもある。そんな場面に遭遇した時、決まって「ほらね、いわんこっちゃない」という気持ちが芽生えてしまう。それと同じくらい「人はなぜ同じ過ちを繰り返してしまうのだろうか」と、雪がそぼ降るキリマンジャロの山頂付近で物思いに耽るアムロ&シャアのような心境にもなってしまったりもする。あれとはちょっと違うか。

他人(ひと)を信じては裏切られ、他人(ひと)に期待しては落胆しか待っていない、ただひたすらそれを繰り返すのが世の中ならば、人はその都度都度できちんと学習しなければならないのだ。そうやって達観した者の至る境地が「人間不信」ということになるのもお解りいただけるだろう。淡い希望の光に導かれたとしても、その先に待ち受けるのがある種の「裏切り」とも呼べる行為であるのならば、そこに至る道程も理解していただけるのではないだろうか。そうやって同じ轍を踏み続け、いつの時にも絶望の深淵へと誘われてしまう結末しか待ち受けていない。あぁ無情。人生はなんて厳しい道のりでできているのだろう。

ならばいっそのこと、孤独に苛まれることを苦とせず、誰も信じることなく、誰かに期待することもなく、そんな達観した心持ちで生きていけたなら、苦行だらけのこの人生も、少しはマシにみえてくるのではないか。そんなことも考えてしまうのだ。

病んでる?果たしてそうだろうか。

今まさに人生を謳歌している若人もいずれ知ることになるだろう。自分以外の誰かに、ほんの出来心で寄せた期待など儚いもので、後に残るのは虚しさだけだということを。でも、人は自分以外の誰かに期待せずにはいられない生き物なのだ。矛盾しているがそうなっていることを現実が指し示しているのだから仕方がない。

なんか救いようのない終わり方になってしまいそうだが、まさにこれが現実なのだ。