再☆煩悩の赴くままに~日々是反省~

自省を込めて貴女に贈る鎮魂歌

1163:事故の翌朝に思ったこと。

車に跳ね飛ばされた翌日の朝。

いつも通りに朝の5時半に目覚まし時計のアラームが鳴り、ほぼ同時にAlexaがアラームを奏でる。合わせてベッドサイドにあるSIMが入っていない古いiPhone11のアラームも鳴り始めた。

目覚まし時計のアラームを止めるために右腕を伸ばしてボタンをポチ。あれ、右腕が痛い、というか右肩が上がりづらい。

続いて左上でiPhone11を手繰り寄せてアラームを消す。

家のWi-Fi環境下でしか使えないiPhone11は、寝ながらでも操作できるようにベッドから伸びるアームに取り付けてある。もちろん、使い倒しているのでバッテリーは絶賛劣化中、常に電源と繋いである。

アラームはおなじみのSleep Cycleというアプリで、睡眠時の状況を常にモニターしてくれるもの。就寝時間は21:38といつもより早め。起床時刻は通常通り5:30。都合7時間52分寝ていたことになるが、覚醒していた時間を除く実際の睡眠時間は6時間28分となっている。呼吸障害(無呼吸症候群)はなく、咳もしていなかったみたい。寝言もいびきもなかったからほぼ熟睡できていた様子で、睡眠の質は珍しく80%超えの87%という好スコアをマークしていた。この左腕を使った動作、こちらは問題ない。だけど、右腕で操作した時の腕の重さ、画面を観るために少しだけ動かした首に違和感がある。右腕に明らかにダメージがあり、肩と首が凝り固まっている様子。寝相のせいもあるのかもしれないが、昨晩の事故が多少は影響あるのかもしれない。

ひとまずいつも通りに、X(旧Twitter)アプリを起動して、フォロワーさんに向けた朝の挨拶を済ませる。

Alexaが搭載されているEcho Showはテレビの上に置いてあり離れているので、声で指示を出す。

「Alexa、アラーム止めて。」

「Alexa、起きたよ。」

ピッと音がなって、部屋の照明がつき、TVの電源が入る。始まったばかりのめざましTVのスポーツコーナーだった。続いて自動的にエアコンが動き始める。もちろんこの時期だから暖房が入るように設定してある。

って、なんでおっさんサラリーマンのモーニングルーティーンをお送りしとんねん。

ベッドから起き上がり、改めて身体の状態を確認してみよう。

頭、痛くない。よく眠れたおかげで偏頭痛もない。

首、左に倒すと曲がるは曲がるのだが、左側に壁があるような張りがある。右側に倒すと難なく曲がるのだが右側の大きな筋から肩にかけて明らかな痛みを感じる。

肩、張っている、というか凝っている。これはいつものこと。

右腕、脇の下から薬指・小指にかけての全体下側に痺れが残っている。やばいな。肘は痛みもなく曲がるが、腕を上げると肩に若干の痛みと腕全体が重く感じる。触ってみると、右肩前方部に痛み。押すと痛い。ここもぶつけたのかもしれない。痣にはなっていない。

左腕、肘も曲がるし腕も上がるし痺れもない。見た目も問題なし。

腰、曲がるし痛みもないが、尾骶骨の上、転倒して尻もちをついた際にぶつけた箇所に痛みが残っている。単なる打撲か。

T-falのポットでお湯を沸かしつつトースターでパンを焼く。これにバナナ1本と、最近新しくなった明治十勝ヨーグルトと、睡眠改善には効かないふつうのヤクルト(スワローズファンだから)が定番の質素な朝食。これを食べながら今日一日どう過ごすかしばし思案してみようと思う。

会社を休んで病院に行くという選択肢がある。たぶんこれが最善策。どうせ会社に行ったとして途中早退して病院に行かなければならない。

ただ、気がかりなのは今回の事故をきちんと会社に報告しておいた方がいいということと、通勤途上災害に該当するかしないかをはっきりさせておいた方がいい、ということ。

会社への報告だけなら電話でも済むが、通勤途上災害に該当するか否かは、総務の安全衛生担当者に話をした上で、労働基準監督署に確認してもらわなければならない。事故発生時の状況など詳細の説明も必要だろう。安全衛生担当は自分の部下になるので、話もフランクにしやすいし、こちらが加害者でもないんだし、別にそれは全く苦ではない。齢50を過ぎて車にハネられるなんて、ちょっと恥ずかしいだけだ。ひょっとしたら少しウケるかもしれない。そんなお笑い芸人おちゃらけ上司の血が騒いだりなんかしちゃったりして。

ただ、自分の見立てでは、通勤途上災害にはならないと思っている。帰宅途中ではあったものの、一旦住居前を通り過ぎており、通勤経路から途中離脱というか逸脱していることになるから。若干の不安(?)が残るのは、日常生活に必要な物を購入するための一時的な通勤経路からの逸脱はまれに通勤途上として認められることがあるので、きちんと労働基準監督署の判断を仰いでおいた方がいいということ。確認せずに後で事が明らかになった際に、通災隠しなんてことになったら会社が指導されちゃうことになるし、自分が原因でそんなことになったら大変だからね。

よし、身体も動くし、一旦会社に出勤して、もろもろを確認してから病院に行くか。

(つづく)