再☆煩悩の赴くままに~日々是反省~

自省を込めて貴女に贈る鎮魂歌

1158:書きたいときに書きたいものを書きたいだけ書くのが極意

かの有名な「軽井沢シンドローム」に出てくる名言である。

準主役と言っても過言ではない松沼純生が、女性にフラれにフラれまくった末にたどり着いたイラストレーターとしての境地に他ならない。だからホントは「書きたい」ではなく「描きたい」が正解なのであるが、ここで披露しているのはテキストだらけの文章でしかないので、あえて漢字を「書きたい」に変えてみた。

そうなのである。気分が乗っている時には、すらすら~と書けるものなのである。何も考えなくても頭の中に書くべき文章が自然発生的に浮かんできて、あれよあれよという間に自分の中の規定である2,000文字/回など、あっという間に書き上げてしまえるのである。

ところが、テーマを決めて、方向性も決めて、あとは最後のオチに至るまでの何でもいい内容の文章を書けばいいだけの場合であっても、なかなか筆が進まない時ってのも、ごくたまーにあるものなのである。別に筆で書いているわけではなく、キーボードをカチャカチャ叩いているだけではあるのだが。

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好きで始めたことであるからして、苦行のような辛く苦しいものにはしたくない。そうでなければ、ここまで続けて来られなかっただろうと思っている。

基本的には、こうして文書を紡ぐことが好きで趣味の一環としてやっている。小説のような複雑な伏線を張るようなネタを考える能力には乏しいので、どちらかと言うと脊髄反射的な、その時思って感じたことを中心に、コラムのような日記のような、そんな文章を書き溜めることにしている。

ここで再開する以前、まだ毎日通勤電車で費やす往復2時間程度を執筆に充てていた暇な頃は、毎日必ずひとネタ更新するという縛りを自分に課していた。しかも最低5,000文字、あわよくば1万文字にも及ぶという長文を。これが相当に自分を苦しめることになり、ひと時自らこの世界から足を遠ざけてることになってしまったという失敗を犯している。ストイック過ぎたのだろう。いくらこういうことが好きだったとしても、やはり何事もやり過ぎはよくない。

それでもこの世界に戻ってきたのは、やはり、こういう駄文をツラツラと書き殴る行為自体が好きだからであり、それならもう少し気軽に楽しめる場にしようとして、今度は毎週土曜日の20時までに2000文字程度の文章を一本だけアップする、という縛りを己に課すことに決めた。別に不定期更新でもよかったのだが、そうすると全然身が入らないというか、ここに何かを書き記す意味を見出すことができなかったので、あえてそうしてみた、というだけだ。

それが再びプレッシャーとなるようなことだけは避けたいと思っている。たとえネタに困ろうとも、たとえ面白おかしい出来事がなかったとしても、何がしかの記録に残しておきたいようなエピソードが、こねくり回してひねり出せば出てくるはずだ。非常に散漫な話ばかりになってしまったとしても、その日その時に感じていたことを、たとえ拙い語彙ばかりで構成された文章であったとしても、ここに記録しておくことで、将来何かの役に立つかもしれない。

いや、別に何かに役立てようとしてやっているものでもないか。キーボードを叩くだけで気持ちがいいから、ただ単に続けているだけなのかもしれない。以前はiPhoneフリック入力することが気持ち良かったのだが、最近は老眼も進んでいるし、PCでブラウザを立ち上げて、サイトに直接書き込むこのスタイルが妙にマッチしているのだろう。

特に書く日とか書く時間とかは決めず、気の向いた時に一気にバーっと書き殴るようにしている。調子のいい時なら2~3本のネタを書き溜めておくこともできる。そうやってストックを作っておけば、どうしても気が向かない時には、少しだけサボれる。そのくらいの軽いノリで続けられればいいと思って、はや10ヶ月である。計40本ちょっとのネタをここに書き溜めることができた。当初想定していた通りに物事は進行しているということだ。

まぁ、ここは日記みたいなもので、当時何を考え何をやっていたのかがあからさまに判る仕組みになっている。それを後から読み返した時に、何かの役に立つかどうかもわからんのだが、別に何かに活かそうと思って始めたことでもないので、それはそれでいいんじゃないかと思っている。

それはそうと、あの忙しさからも予想外に早めに解放されてしまった。

bonno.hatenablog.com

計30時間程度でエンディングまでたどり着いてしまうとは思ってもいなかった。サイドストーリーもかなりやり込んだはずなのに。

まぁ、本筋から外れたスピンオフ作品であるからして、値段的にもそれほど深いストーリーではないんだろうとは思っていたのだが、意外とあっさり終わってしまった。隙間を埋めるストーリーとしてよくできた作品ではあるのだが、少年ジャンプの連載漫画にありがちな、どんどん敵が強くなるわけでもなく、今回のラスボスは「え?こいつだと最初から思っていたけど、やっぱりこいつなの?こんな小物で終わりっるのってのも、なんだかなー。」という中途半端なものだった。特典の次回作序盤も少しだけ齧ってみたが、早く発売してくれという焦燥感が募るばかりでモヤモヤする。なので、途中端折ってしまったシリーズ3の途中からやり直すことにした。

これでまた忙しくなってしまうな。何でもいいから書き溜めておかなあかん。