言われなくても、朝早くに自然と目が覚めてしまう。お年寄りに片足突っ込んでいる年代になってきているんだから仕方がないか。
セットした目覚ましよりも早めに起きて行動を開始してしまうから、起きているのに後から次々に鳴り始めるアラームを停めなければならない。これまた煩わしくて仕方がない。だったら鳴る前に停めればいいだろ？って話になるのだが、実際にはそう簡単にはいかない。起きた時にiPhoneのスリープモードは解除するからいいとして、目覚まし時計とアレクサと腕に巻いてあるApple WatchとFitbit Chargeについては、セットした時刻よりも前にアラームを停めてしまうと、明日の目覚ましをセットし直さなければならないという煩わしさが漏れなくついてくる。だったら、そのまま放置しておいて、鳴らしてから停めるという行為の方が楽なんじゃないか？って思っている。これだけ便利な世の中になっているのだから、ご主人さまが活動を開始しているならアラームを鳴らさないでおくって気が利くAIが重宝されるような気もするのだが、まだ技術はその域には達していないらしい。21世紀になって四半世紀が過ぎようとしているのに、大したことないな。
早起きは早起きなのだが、早起きしてメリットめいたものに巡り合った意識はない。いつもよりも早く起きたからと言って普段はしないような特別なことをしようなんて気も起きない。それよりも、仕事に行くまでにすべきことをいつも通りにこなすことが重要だと思っている。それらを漏れなく丁寧にこなすことの方が大事だ。マイ・モーニング・ルーティーンってやるだな。カリスマのインスタグラマーならみなさんにも動画でお見せするのだろうが、50歳を過ぎたハゲたおっさんのモーニング・ルーティーンなんて誰が見たいというのだろうか。だらしない身体を晒すのも気が引けるので、テキストでお送りすることにしよう。
5:30 起床
目覚まし時計とアレクサとiPhone&Apple Watchのアラームを停める。5分後になるFitbitのアラームも消す。アレクサに「起きたよ」と言えば、部屋の電気がついてテレビもつく。ベッドに寝転びながらX（旧Twitter）で朝の挨拶。即応するフォローワーさんに返信を送るなど。
5:45
そろそろベッドから出ることにする。お湯を沸かしながらパンを焼く。
5:50
めざましTVを見ながら朝食。トーストとコーヒー、バナナ、ヨーグルト、ヤクルトが定番メニュー。食後にニッスイのイマーク2本も忘れずに。
6:00
TVを流し見しながらスマホをいじる。Yahoo!ニュースを見たり、SNSをチェックしたり。数独アプリで頭の体操など。
6:45
スマホを再充電。食器を洗ってから、ヒゲを剃って顔を洗い歯磨きして着替え。
7:00
めざまし占いをチェックし終わってから出かける準備。
7:10
独自の方法で持ち物チェックをして鍵をかけて出勤。元気に徒歩通勤。
7:30
会社着。構内神社で安全祈願をしてから喫煙所で一服。更衣室で作業着に着替えて自席でPCを起動してメールチェック。
といった感じである。
つまらん。ヒジョーにつまらん。なんも面白くない。いたってふつうである。
ただ、このルーティーンは単身赴任生活が始まって以来ほとんど変わっていない。朝食のメニューすら変わっていない。偉大なる平凡さ。飽きもせずにもう7年以上も続けている。というか、ルーティーンって言っているくらいだから、こういう行動をしないと気持ち悪い。このペースが崩れると調子が悪くなる。調子が悪いと行動様式が崩れるという見方もできる。
しいてツッコむとすれば、6:00～6:45が無駄に時間を浪費している余計時間になるのだろうか。業務用携帯も持っているから自宅で朝からメールのチェックもできるはずなのだが、プライベートを犠牲にしてまで業務に勤しむような勤勉さはあいにく持ち合わせていない。そんなんは会社に行ってから好きなだけできるのでやらん。お年寄りの初期症状である「セットした目覚まし時計よりも早く起きてしまう」現象が起きたとしても、出勤する時間は変わらないから、早起きした分だけこの無駄な時間が延びることになる。ここの時間の長短は調子の良し悪しには影響がないらしい。ただ、この無駄に浪費する時間がないとペースが崩れるのは確かだ。ってことは、この時間も生活には必要な時間、とも言える。
休日もゆっくり眠ることができなくなりつつある。さすがに目覚ましはセットしないで惰眠をむさぼるつもりなのだが、たいていの場合、休日でも5:30には目が覚めてしまう。休日の早起きはその分余裕を持って行動できるから、まさにオススメだ。朝食を摂ってダラダラしても、8時過ぎにはもう動きたくてウズウズしてくる。なので午前中に散歩を済ませて昼からゆっくりできる。運動した後に半日以上の時間を好きに使えるのって幸せ。でも疲れて昼寝してしまうことあるから、時間を有効に使っているようでそうでもないような気もする。
